スピル機能とは
新しい機能で入力を効率アップ
スピル機能は、Microsoft 365とExcel2021で利用できる機能で、動的配列数式とも呼ばれます。
スピル(spill)は「こぼれる」「あふれる」という意味で、数式を入力したセルから結果があふれて接するセルにも自動的に結果が返される機能です。
先頭のセルに配列を返す数式を入力してEnterキーを押すだけで、自動的に隣接するセル範囲に結果が表示されます。
オートフィル機能を利用して縦横の数式をコピーする必要がなく一瞬で結果が表示されます。
掛け算九九の表をスピルで作る
セル【C3】だけに【=B3:B11*C2:K2】数式を入力し「Enter」キー押します。
(縦のセルB3からセルB11を範囲選択して、掛けるの「*」そして横のセルC2からK2の範囲選択を入力)
縦の1~9のセル範囲と、横の1~9のセル範囲の配列を掛け合わせることで一括で結果が表示されます。
数式が薄く表示されてる「ゴースト」
こぼれて出力されたセル【C4】を見てみると、数式バーの表記が薄くなっているのがわかります。これを、「ゴースト」と呼び、単体で削除することができません。
単価×数量をスピルで計算する
セル【F3】を選択して、【=D3:D6*E3:E6】数式を入力し「Enter」キー押します。
単価×数量の「金額」が一括表示されます。